◆2010年度 IWC日本酒部門審査について
本年のIWC日本酒部門の審査は、4月20日・21日の2日間にわたって行
われました。皆様ご承知の通り、予期せぬアイスランドにおける火山噴火の影響
による空港閉鎖により、一部のパネルチェアマンおよび審査員が参加できなかっ
たため、当初の予定より若干異なった陣容での実施となりました。しかしながら、
日本酒部門審査の責任者「酒コーチェアマン」である大橋健一氏(山仁酒店 社
長)とサイモン・ホフストラ氏(Sake Europe ディレクター)は予定通り参加
することができ、また様々なバックグラグラウンドと経験を持つ日本人・非日本
人の審査員構成により、例年同様に実り多い、緊張感のある審査が行われました。
今年度より表彰の内容に大きな変更が行われることになりました。
従来は日本酒部門の最高賞として「チャンピオン・サケ」が1銘柄選出されま
したが、今年度より5つのカテゴリーそれぞれにおいてもっとも優れていると評
価された出品酒に「チャンピオン・サケ」が与えられられることとなりました。
各カテゴリーにおいてゴールドメダルを獲得した出品酒のうち、さらにそれ以上
のレベルに達していると認められたものに、その製造者が属している地域の名を
冠した「トロフィー」が与えられ、さらに「トロフィー」受賞出品酒のなかから、
各カテゴリーの最高賞として「チャンピオン・サケ」が与えられます。日本酒部
門で「チャンピオン」これまでの1銘柄から5銘柄へふえることにより、IWC
および欧州における日本酒の注目度、そして日本酒の多様性への関心が高まるこ
とと確信しております。
なお、2010年度トロフィー銘柄の発表は6月30日にこのウェブサイト上で行います。
また、チャンピオン・サケの発表は9月7日にロンドンで開催されるIWCアワー
ドディナーの席上で発表されます。
トロフィーの発表
は日本時間で30日午後11時の予定です
酒サムライ代表(IWC担当)
佐浦 弘一 Koichi Saura
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