◆IWC２０１２日本酒部門の開催および出品お申し込みのスケジュールについて◆
本年のIWC日本酒部門の審査は、原発事故によるEUでの輸入規制や通関業務の遅延等を考慮し、５月下旬に東京において開催されることとなりました。そのため出品お申し込みおよび審査日程も例年と変更となります。エントリーフォーム等については２月下旬にご案内申し上げますが、おもな日程や開催概要につきましては次の通りとなりますのでご確認いただきますようお願いいたします。
酒サムライ・IWC担当代表
佐浦 弘一 Koichi Saura
２０１２年１月吉日
ＩＷＣ（インターナショナル・ワイン・チャレンジ）2012 ＳＡＫＥ部門
エントリースケジュール等のご案内について
日本酒造青年協議会 会長
酒サムライ本部 代表
市 島 健 二
拝啓
新春の候、貴社ますますご盛栄のこととお喜び申し上げます。平素は日本酒の海外普及の重要な取り組みとして当会が推進しておりますIWC（インターナショナルワインチャレンジ）事業に格別のご理解ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
ご承知の通りＩＷＣロンドン大会は世界的にも最大規模、最高権威の評価を受けている大変に影響力のあるコンペティションであり、特にこの大会のメダルを受賞することは大変栄誉なこととして、広く関係者に知られております。2007年の日本酒部門の創設以来、私ども酒サムライ本部が日本酒部門の公式コーディネーターとして、出品酒の取りまとめ並びに審査に関わるアドバイス等を行っておりますが、出品銘柄数も毎年増加し、2011年におきましては205蔵468銘柄に達しました。これも皆様方にIWC日本酒部門の重要をご理解いただいたものと、大変嬉しく感じる次第です。また昨年より外務省在外公館で使用する日本酒をIWC受賞酒を対象とした登録リストから発注いただくしくみも作られるなど、今後もIWCにご出品いただくメリットが増えますよう努めて参る所存です。
例年は４月にロンドンにおいて審査となりますため、１月早々には皆様に出品のご案内を送付し、１月末日にエントリー申し込み締め切り、２月末までの出品酒送付というスケジュールで進めておりました。しかしながら昨年３月の東日本大震災による原発事故の影響により、EUにおいては引き続き輸入制限がかけられており、英国でも通関業務の遅延や商品の一部抜き取り検査等が行われております。出品酒に関わる不可抗力的なトラブルを避けるため、またより多くの蔵元にご出品をいただき、日本国内でのIWCの認知度を高める目的で、本年は５月末に東京においてIWC日本酒部門の審査を行うこととなりました。
審査時期と場所の変更により、本年はエントリーのスケジュールにつきましても変更となります。出品申し込みの締め切りは４月２１日となりますが、その他スケジュール等の詳細につきましては別紙をご確認下さい。なお、正式なご案内およびエントリーフォーム等必要書類の送付は２月下旬を予定しております。
本年は例年より出品酒の送付が３か月近く遅くなりますことから、皆様におかれましても充分な準備期間をとることができるものと思われます。より多くのご出品をいただきますようご検討下さいますようお願い申し上げます。
末筆となりますが、貴社ますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
敬具
ＩＷＣ2012 日本酒部門 出品お申し込み等のスケジュールについて
Ⅰ 出品および審査関連日程
・出品概要およびエントリーフォーム等の発送 ２月下旬頃
・エントリーフォーム送付締め切り ４月２１日
・出品酒の指定倉庫への納品締め切り ５月２１日
・審査 ５月２９日・３０日
・記者会見およびメダル結果発表 ５月３１日（予定）
・トロフィー結果発表 ６月下旬（予定）
・アワードディナーおよびチャンピオン・サケ発表 ９月１１日
Ⅱ 出品酒および出品区分について
本年も出品区分は次の５部門となります；
①純米酒の部
②純米吟醸酒、純米大吟醸酒の部
③本醸造酒の部
④吟醸酒、大吟醸酒の部
⑤古酒の部
＊出品酒は市販酒に限ります。
＊生酒については輸送管理の問題より出品を見合わせていただきますようお願いします。
＊出品本数は１アイテムにつき３本の予定です。
Ⅲ メダル等の授与について
出品酒は銘柄を隠した状態できき酒され、成績により「金メダル」「銀メダル」「銅メダル」「大会推奨酒」の授与となります。またそれぞれのカテゴリーの金メダルのなかから最も優れているものには「トロフィー」、そして「トロフィー」を受賞酒で最も高い評価を得た銘柄は「チャンピオン・サケ」として表彰されます。
Ⅳ 出品料について
IWC2012の規定出品料は１銘柄あたり１１１￡となりますが、今年度は日本酒部門については日本円で１３，８７５円納付いただくこととなりました。また本年は日本での審査開催のため例年に比べて審査経費が増加しているため、酒サムライ本部でその一部を負担することとなっております。そのような事務経費やIWC諸事業に関連して開催する日本酒普及のためのプロモーション費用の捻出のために、出品料のほか１銘柄あたり１２，０００円の協力金のご負担をお願い申し上げます。
Ⅴ その他
・2011年はロンドン市場における日本酒プロモーションの一環として、ＩＷＣ主催の関連イベントであるディスカバリー・テースティング（主に流通業者に向けた出品酒の試飲会）にもれなく出品していただきましたが、本年はワイン部門との審査時期のずれもあることから、日本酒部門はディスカバリー・テースティングには参加しないこととなりました。なお、このことにより出品料のご負担は昨年に比べ１銘柄あたり４０￡（約５０００円）ほど減ることとなります。
・本年の審査においても、例年参加されている主要審査員には同様に参加の了解をいただいていますし、またロンドンでの審査と同様に、日本人・非日本人の審査員の割合が50:50になるよう審査パネルの調整を行っているところです。このようなことからも、例年同様の審査の質の高さが確保できる予定です。
・ご案内の内容にお問い合わせがある場合は次のところにお願いいたします；
日本酒造組合中央会 (Japan Sake and Shochu Makers Association)内
酒サムライ IWC日本事務局 担当 大隅
電話：03-3501-0101 FAX：03-3501-6018
以 上
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