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インターナショナルワインチャレンジ2021 ロンドン審査会報告(準備編)

ロンドンにて例年春に開催されるIWC(International Wine Challenge)Sake部門の審査会が、2021年4月24日から4月27日までの4日間開催されます。

15回目を迎える本審査会は、昨年同様ロンドンで行われます。ロンドンのロックダウン緩和に先駆け、4月12日から屋外での6人までの飲食が可能となりました。屋外設備のあるレストランは一部開店しましたが、依然として室内での飲食は認められておらず、多くのレストランは室内飲食が許可される予定である5月17日以降を待っている状況です。

会場は前回と同じくCOVID-safeとして政府認定された施設にて、政府の定めた規定に従って実施されます。さらに今年は審査員グループごとに部屋を分けることで審査員同士の接触を避け、より審査員やスタッフの安全性に考慮されています。

 


審査は例年通り、9つのカテゴリーに分かれて進んでいきます。

(普通酒、本醸造、純米、純米吟醸、純米大吟醸、吟醸、大吟醸、古酒、スパークリング)
審査に先立つ準備作業は、日本でのエントリー酒の集荷を行い輸出、現地通関などを経て、今年は会場であるThe KIA Ovalに直接運び込まれます。

1.箱張りにあるバーコードをスキャンし、全ての日本酒を箱から出し到着確認作業を行ないます。この段階で未着の各社に確認します。

2.箱から出して1本ずつにID番号のステッカーを貼り付けます。この番号は各メーカーには知らされていない、IWC側だけが使用する番号となり、今後の審査作業はすべてこの番号で管理されます。

3.ID番号ステッカーが貼られたお酒は、冷暗所に設置されたラックに番号順に並べられ、スパークリング部門エントリーと、生酒の冷蔵庫で別保管されます。

4.ディスカバリーテイスティングに申し込まれたお酒も別に保管されます。

5.メダルやトロフィーの発表用に1銘柄ずつラベル撮影を行います。

6.その後、審査部門ごとに1箱あたり6?8本目途で集めて目隠しのために1つずつ袋詰め、ID番号が付いたタグ付けをした後、再度箱詰めをし、審査会に備えます。

 

審査期間中は、ミニバブルという固定された3人体制のグループをつくり、他グループとの接触を避けて行動します。また、審査中のマスク着用が困難なことから、個別の吐器(スピトゥーン)とハンドサニタイザーを用意し、それぞれのフロアにハンドサニタイズステーションも設置、席を離れる際はマスク着用を徹底します。

このように昨年以上の安全管理と万全の準備体制で、いよいよ審査会がスタートします。


 

 

 

 


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