2021年7月7日
IWC2021各受賞社に表彰伝達を行いました
レポート&写真 入江啓祐
インターナショナル ワインチャレンジ2021年においてSAKE部門の“Champion Sake”(日本航空株式会社提供),“Great Value Champion Sake”(酒サムライ提供),“ Sake Brewery of the Year”が6月30日にオンラインで発表され、各賞を受賞された蔵にて伝達セレモニーが開催されました。
発表についてはこちらhttps://www.youtube.com/watch?v=Kh1I_Z_1HKM
例年であればロンドンで行われるアワード・ディナーの場での発表に各トロフィー受賞社の方々と渡英頂き、壇上で表彰を行うところですが、現下の状況を踏まえてIWC2021はIWC2020に続きオンラインの発表となりました。
代わりに7月5日、6日に酒サムライ会長である日本酒造青年協議会会長、賀茂泉酒造(株)代表取締役社長の前垣壽宏がトロフィーを持参し、IWCになりかわり授与致しました。
◆Champion Sake受賞 磐栄運送株式会社 諏訪御湖鶴酒造場(長野県・下諏訪町)
https://www.mikotsuru.com/
磐栄運送株式会社(福島県いわき市)が運営する諏訪御湖鶴酒造場は、2019年から一新された設備で生産を始め今回2季目の造りで、「諏訪御湖鶴 純米吟醸 山恵錦」が全エントリー1499銘柄の最高位となるChampion Sakeを受賞されました。
受賞式は、磐栄ホールディングス村田会長、磐栄運送花崎社長もいわき市から諏訪にお越しいただき、地元テレビ局3社、新聞社6社が集まり、多くのお祝いの花に囲まれた蔵の
中で行われました。
諏訪御湖鶴酒造場を取り仕切られる杜氏の竹内重彦常務取締役酒造本部長へチャンピョン トロフィーが授与されました。
諏訪御湖鶴 純米吟醸 山恵錦の審査コメントは次の通りです。
この純米吟醸は、チェリー、パイナップル、バニラ、メロン、バナナの香りが際立ち、繊細でまとまりのある舌触りと、鮮やかな仕上がりで審査員を魅了しました。
“This Junmai ginjo sake stood out for judges with its prominent fruity aroma of cherry, pineapple, vanilla, galia melon and banana with a fine structure, texture and vibrant finish.”
長野県からのチャンピョン受賞は今回初めてで、山恵錦は長野県で最も新しい酒造好適米です。
◆Great Value Champion Sake受賞 河武醸造株式会社 (三重県 多気町)
http://www.hokosugi.com/
「鉾杉 秀醇 普通酒」は普通酒部門の最高位となる「普通酒トロフィー」に選ばれた上で、エントリーをされた銘柄からカテゴリーを問わず生産量10万本以上(720ml換算)、国内販売価格1000円以下(税別)というコストパフォーマンスに優れた酒に与えられる
Great Value Sakeに選ばれhttp://www.sakesamurai.jp/gvs2021.htmlました。
今回その中でも最も優れた“Great Value Champion Sake”となり、表彰されました。
伊勢神宮からも近い蔵で、8代目となる河武英彦代表取締役へトロフィーが授与されました。
杜氏、蔵人の皆さんの晴れやかな表情が印象的です。
鉾杉 秀醇 普通酒の審査コメンとは次の通りです。
まとまりのあるドライマンゴー、グアバ、洋梨、ヨーグルト、ナッツそして百合を彷彿させる香りがあります。ミックスベリーの様な複雑味も感じられ、オイリーで濃い印象。 フルボディーで、瑞々しいフルーツの様な後味です。
“demonstrates a rich concentrated aroma of dried mango, guava, pear, yogurt, and lily. Palate is full of mixed berries with dense oily texture and a fresh juicy finish.“
◆Sake Brewery of the Year 清水清三郎商店株式会社 (三重県 鈴鹿市)
http://seizaburo.jp/
「作」「鈴鹿川」の銘柄を醸す清水清三郎商店は、今回10銘柄をエントリーし、ゴールド3銘柄(うち2銘柄はリージョナルトロフィー)、シルバー5銘柄、ブロンズ1銘柄、コメンデッド1銘柄という結果で、総合評価で全エントリー402社中最も優れた蔵として Sake Brewery of the Yearを受賞しました。
過去のIWCでも2回リージョナルトロフィーを受賞するなど、国内外で数々の上位入賞を果たされていますが、今回Sake Brewery of the Yearとしては初受賞となります。
清水慎一郎代表取締役、清水雅恵氏、内山智広杜氏にトロフィーが授与されました。
これにて2021年のインターナショナル ワインチャレンジの一連の行事が完了しました。ロンドンでは6月30日にオープンエアでの250名ほどが集まったアワードセレモニーが
行われるぐらいの状況になってきました。http://www.sakesamurai.jp/iwcreport2021-5.html
2022年には受賞各社渡英できるぐらい状況が改善していることが期待されます。
ご参加いただいた各社には改めて御礼を申し上げます。
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Inter National Wine Challengeは英国のWilliam Reed Business Media社が主催する世界最大級のワイン コンテストです。酒サムライでは2007年のSake部門設立以来、同大会の運営をサポートしています。
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各社訪問にあたってはPCR検査や感染防止に万全の配慮の上で、各社のご同意を得て最少人数で伺っています。