インターナショナルワインチャレンジ2021　ロンドン審査会報告（審査会後編）

IWC（International Wine Challenge）Sake部門の審査会2日目の後半と3日目は、メダル受賞に値すると判断されたお酒を、今度はゴールド、シルバー、ブロンズの何に該当するか再審査されます。

今年は昨年よりも多い401蔵、1499銘柄のエントリーがありました。
エントリー内訳は以下の通りです。
【純米 283, 純米吟醸 318, 純米大吟醸 448, 本醸造 48, 吟醸 24, 大吟醸 182, 古酒 51, スパークリング酒 73、普通酒72】

審査の前半はメダル受賞するに値するかどうか慎重に審査されます。メダルに至らなかったものの一定の水準を満たしたCommended(推奨酒)と第二次審査に及ばなかった審査酒を振り分ける作業を行うため1日1000本近くの審査酒が審査されます。

後半はメダルの色を確定するために、個人評価のあとにグループでコンセンサスを得るまで話し合われ、時間をかけて審査が進みます。

その後、各テーブルで決めたメダルの色について更にCo-Chairmanが確認をし、それぞれのメダルの色に相応しいかどうか、厳しく検証されていきます。

また、審査員が記入したテイスティングノートは1つ1つパソコンにデータ入力され、結果発表とともにホームページ上に掲載、またメーカーにもフィードバックされます。