◆IWC2015レポート 審査2日目編
2日目の審査は、「メダルの色を決める」ための審査です。
前日同様に主催者のブリーフィングからスタート
この日はこの会場内でSakeと2週間目に入ったワイン審査も同時並行で行われており、30以上のテーブルが用意され150人のエキスパートが集います。
前日とは異なる組み合わせですが4-5人のグループでの審査を行うことは同じ。
審査1日目で「メダルに値する」として選ばれた約450銘柄の審査が行われました。
実は審査員の一貫性や技量を試すために、数点だけ、前日にOUTとされたお酒も再度含まれています。
Faultとなる理由はTCA、フゼール、ダイアセチル、イソアミル臭など様々ですがやはりOUTはOUTで帰ってくるところは流石です。
こうして各テーブルでメダルの色を決めていきますが、その際、ブロンズでは10、シルバーにはおおよそ15、
ゴールドを取るためには20以上のお酒の味を表現するテイスティングコメントが与えられるレベルに到達して
いることとされています。
勿論前日段階ではメダルに値するとされても、残念ながら2日目の審査でCommendに1段階評価が下がることもあり得ます。
こうして各テーブルで概ね50-60点の審査を終えたお酒は、今度はCo-chairman席に運ばれてきます。
Co-chairmanがそのメダルの色が妥当かどうかを、慎重に審査していきます。
こうしてメダルの色が確定して、いよいよその中でゴールドを受賞したものから、最終日にトロフィー(部門最高賞)、
そして今年のチャンピョンサケが決定します。
勿論どの銘柄がゴールドなのかは審査員には全くわかりません。
バックヤードではゴールドが確定したお酒だけが、最終日の審査のために3度目の袋詰め、箱詰めをされます。
こうして2日目の審査が終了します。